キヌアは栄養価並外れて高くNASAも注目
キヌアの栄養価並外れて高く、そこに注目したNASA(米国航空宇宙局)がキヌアを宇宙食候補として検討を始め、1993年と1996年にその成果を発表しています。
NASAがキヌアを「21世紀の主要食」と形容したのをきっかけに、欧米諸国でも自然・健康食品として注目されるようになりました。
キヌアの栄養価
キヌアを米、小麦、大麦などの穀物と比較してみると、タンパク質は2倍~やや多い傾向を示しています。更に、脂質は1.5~3倍、食物繊維は2~10倍、灰分は2~8倍。一方、デンプンなどの糖質は3/4程度の含有で、全体的に極めてバランスの取れた一般栄養成分を持つことが分かります。
キヌアの特徴
キヌアの特徴として、アミノ酸バランスの良さも挙げられる。必須アミノ酸組成は下表に示す通り、キヌアには必須アミノ酸すべてがバランス良く含有されています。
また、キヌアはミネラルとビタミンの優れた供給源でもあります。特に、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄は、白米、小麦、大麦などの穀類の3~10倍の含有を誇る。ビタミンもE, B1, B2, ナイアシンを比較的多く含みます
キヌアの果皮には、血中や肝臓コレステロール低下作用があるのと苦み成分サポニンが含まれています。(一般には果皮を取り除いた精白粒が用いられる)また、カビの発生を抑える抗真菌活性物質の存在も認められています。
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